つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

腫骨骨折によるBohler角の減少とは何か

踵骨骨折とは高所からの転落などによって踵骨に外力が集中した時に生じる骨折である。踵骨は海綿骨なので潰れやすく、また腰椎圧迫骨折を伴うことが多い。

症状としては踵部の腫脹と皮下出血そして圧痛が認められる。また受傷直後から踵部への荷重が不能となる。

 

【X線による検査】

X線検査で足関節の側面像、軸写撮影に加えてアントンセン(Anthonsen)撮影を行う。アントンセン撮影とは足部の外面をフィルム上に起き、20°上方、30°後方からX線を入射する。この撮影方法でBohler(ベーラー角)を測定するわけであるが、通常20~30°であるベーラー角は踵骨骨折があると関節面が潰れるので減少し0°に近づく。

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上のイラストは交通事故110番_交通事故外傷と後遺障害さんHPより引用

 

ベーラー角とは「踵骨隆起の上端と踵骨の上方頂点を結ぶ線」「踵骨上方頂点と前距骨関節面の先端を結ぶ線」のなす角である。