つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

MAC(最小肺胞濃度)の覚え方・ゴロ合わせ

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MAC(最小肺胞内濃度)とは

定義としては、1気圧の環境下で100人に皮膚切開を加えて半分の50人が体を動かさない時の吸入麻酔薬の肺胞濃度を最小肺胞濃度(MAC)という。MACはあくまで麻酔作用の基準であり、鎮痛作用とは関係がない。

勘違いされやすいが、MACの値が小さい麻酔薬の方が小さい濃度で効果を発揮するので強力な麻酔ということになる。

 

覚え方

腹も震える 笑いMAX

 

腹も:ハロタン

ふる:〜フルレン(イソフルレン、エンフルレン、セボフルレン)

える:エーテル

笑い:笑気

MAX:MAC

最後のMAXはMACの値は小さいものから大きい物の順ということも意味している。

 

参考までに数値ものせておくと

ハロタン:0.75

イソフルレン:1.15

エンフルレン:1.68

セボフルレン:1.71

エーテル:1.92

笑気 :105 

である。試験的には笑気のMACが非常に大きい(麻酔としてはかなり弱い)というのは重要かもしれない。

 

MACが大きくなる原因(麻酔力が弱くなる原因)

・高熱(=代謝亢進)

・小児(体温が高いから)

・高Na血症

・慢性アルコール中毒

 

MACが小さくなる原因(麻酔力が強くなる原因)

・高齢者(代謝低いから)

・低体温(代謝低いから)

・妊娠(妊娠により横隔膜が挙上して機能的残気量が低下する。すると吸入麻酔薬の濃度は相対的に上昇する)

・急性アルコール中毒(慢性アルコール中毒と異なりMACを下げる)

・PaCO2下降の時