つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

気管支透亮像(airbronchogram)とは何か

気管支透亮像(airbronchogram)とは何か

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imgarcade.comより引用

 

浸潤影やスリガラス様陰影の中に映る空気を含有した気管支の像である。本来、浸潤影やスリガラス様陰影は全体が均一に白く映るものであるが、気管支透亮像の場合はその内部に気管支が黒く映っているのである。

 

つまり肺胞領域は白くなっているが、気管支は黒い。どのようなときにこのような気管支透亮像がみられるのであろうか。

たとえば肺炎球菌肺炎のような感染症の場合、肺胞腔内で炎症反応がおこり、大量の浸出液がでてきて肺胞内は水びだしになる(=浸潤影)。

しかし、肺炎球菌は気管支にまでは進出せずに肺胞内部にとどまるので、水びだしの浸潤影の領域は肺胞に限られ、気管支領域は空気が残ることになる。この肺胞内の浸出液と気管支の空気のコントラストによって気管支が黒い線となり、気管支透亮像として映るのである。