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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

食道静脈瘤破裂に対してバソプレシンの静脈内投与をする理由

なぜ? 消化器

食道静脈瘤破裂に対してバソプレシンの静脈内投与をする理由

 

食道静脈瘤から出血がありショックの時はまず循環器系、呼吸器系の安定をはかる。落ち着いたらバソプレシンの静脈内投与を行い門脈圧の減圧を図る。バソプレシンは腎臓の集合管のV2受容体に結合し、水の再吸収を促進するが、一定以上の濃度では血管収縮作用および血圧上昇作用も示す

 

腸管細動脈の収縮が起こると門脈圧を低下させることができる。食道静脈瘤は門脈圧が亢進することで生じているので、門脈圧を下げれば食道静脈瘤からの出血も抑えられるという考えである。ただ、バソプレシン投与の副作用として心筋虚血や腸管虚血が起こり得るのでニトログリセリンを併用する