つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

乾酪性肉芽腫と非乾酪性肉芽腫の違い

乾酪性肉芽腫と非乾酪性肉芽腫の違い

 

乾酪性肉芽種は結核菌などに対する免疫反応の結果起こる病変。

非乾酪性肉芽種とはサルコイドーシスなどに対する免疫応答の結果生じる病変。

 

乾酪性肉芽種とは免疫を担うマクロファージが類上皮細胞ランゲルハンス巨細胞に変化して結核菌を閉じこめて炎症を抑えている状態の病変。結核菌が肺胞に到達するとマクロファージが遊走して結核菌を貪食する。すると結核菌はマクロファージ内で増殖してしまう。そこでマクロファージは類上皮細胞やランゲルハンス巨細胞に変化して結核菌ごと封じ込めようとする。結核菌に寄生されたマクロファージの周りに類上皮細胞とランゲルハンス巨細胞が続々と集まり結核菌へ酸素がいかないようにして死滅させるのである。結核菌が死滅した後はチーズのような状態になるので「乾酪性」の肉芽種と呼ばれている。

 

一方、非乾酪性肉芽腫とはランゲルハンス巨細胞や類上皮細胞が集まるが、結核の肉芽種と異なり、壊死を伴わない(=非乾酪性という)。