つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

skodaの鼓音帯とヤギ音の機序

skodaの鼓音帯とヤギ音の機序

 

胸水が貯留していると打診で濁音が聞かれるが、胸水は横隔膜の上にたまると今度は側壁に沿って上の上がるようにして貯留していく。その胸水の分布域と打診による濁音階は一致している。一方で、胸水の貯留した上の空間では逆に空気が密にたまるので打診をすると鼓音となる。この領域のことをskodaの鼓音帯というのである(オーストリアのスコダ博士にちなむ)。また、skodaの鼓音帯に聴診器をあてて「イー」と発声してもらうとヤギの鳴き声のような「エー」という音が聞かれることから「ヤギ音」と呼ばれる。医師国家試験的には常識的な事項であるが、診断特性に対するデータは未だ乏しく臨床現場ではそこまで用いられないようである。