つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

肺気腫(COPD)で残気量が上昇する機序

肺気腫(COPD)で残気量が上昇する機序

肺気腫とは慢性炎症により終末細気管支より末梢の気腔が異常に拡大し、肺胞壁の破壊を伴う病態である。肺胞の弾性力と収縮力が低下する。故に空気をうまく吐き出すことが出来ずに肺は過膨脹をきたし、(=ビア樽状胸)残気量は上昇する。

(残機量とは肺から空気をはき出したときに肺に残っている気体の量のこと)


また肺の過膨脹に伴い、横隔膜は低位となる。低くなった横隔膜と過膨脹した肺のおかげで胸部レントゲンで心臓は滴のようにみえることから滴状心などと呼ばれる。

 

おまけ)

一方、特発性間質性肺炎で残気量が減少する。これは肺の間質の繊維化が進行し、肺胞腔が小さくなるためと説明される。