つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

Triple H療法とは何か

Triple H療法とは何か

 

くも膜下出血の術後管理としてtriple H療法が知られている。
くも膜下出血とは脳表面の血管が破綻することによってくも膜下腔へ出血を生じたものであるが、3大合併症である再出血、脳血管攣縮、正常圧水頭症を予防することが重要である。

 

TripleH療法とは合併症の一つである脳血管攣縮を防ぐための予防法方なのであるが、

循環血液量増加(hypervolemia)

人為的高血圧(hypertetnsion)

血液希釈(hemodilution)

の3つの頭文字をとってtriple H療法と名付けられている。つまりは人為的に循環血漿量や血圧を上げ、血液の粘稠度を下げることにより脳血流の増加を図るのである。
脳血管攣縮とはくも膜下出血によって漏れ出た血液中の成分によって引き起こされていると考えられており、一般的にはくも膜下出血の72時間後以降に生じる。

 

脳血管攣縮を予防する他の手段として
・脳槽内血腫の早期除去
・ウロキナーゼ灌流療法
・Spasm予防薬投与
などがある。