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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

鉄欠乏性貧血でスプーン爪となる理由

なぜ? 血液 独特な言い回し(医学用語)

スプーン爪の機序

 

スプーン爪(別名:匙状爪)とは

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鉄欠乏性貧血に特徴的な爪。鉄欠乏性貧血とは鉄の欠乏によって赤芽球のヘモグロビン合成が低下して起こる貧血である。鉄は造血以外にも細胞増殖全般に必要な因子であるので、細胞分裂の盛んな爪は上手く増殖できなくなる。その結果、爪の中央部がくぼんでスプーン状の爪となってしまう。
また、粘膜の増殖にも鉄は必要とされるので、鉄が不足していると口腔内の粘膜が傷害されて口内炎、舌炎が生じる。(Plummer-Vinson症候群)