つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

瞳孔強直とその原因

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瞳孔強直とその原因

 

瞳孔強直とは、瞳孔が入射光に対して縮瞳しない現象のこと。絶対性瞳孔強直、相対性瞳孔強直に分けられる。対光反射と輻輳反射の両方が傷害されるものを絶対性、対光反射のみが障害されている場合を相対性という。

 

絶対性瞳孔強直の原因としては動眼神経麻痺がある。動眼神経の副交感神経成分は対光反射や輻輳反射の機能を持っているので傷害されると反射が起こらなくなる。


相対性瞳孔強直の原因としてはArgyllRobertson瞳孔などがある。Argyll Robertson瞳孔とは病側の縮瞳、対光反射消失、輻輳反射が正常という特徴を持つ眼症状である。なぜArgyll Robertson瞳孔では対光反射のみが傷害され、輻輳反射は正常なのかという疑問が浮かび上がるが、これは輻輳反射と対光反射の神経経路が異なることに起因すると考えられる。網膜から視神経を経て視覚野に伝えられた情報は、その後エディンガーウェストファル核、動眼神経核に伝えられて調節・輻輳反射が起こると考えられている。