”祈りの場”と”美術鑑賞”の違い
祈りの場と術鑑賞の違い
ローマの聖ピエトロ大聖堂の中に入るには入場料を要求されない。ミケランジェロのピエタなど人類の最高芸術が多くおかれているが、聖ピエトロ大聖堂自体は美術館ではなくあくまで神への祈りの場なのである。
一方、すぐとなりにあるバチカン美術館では入場料が必要となる。どれだけ宗教色の濃い作品が展示されていようと美術館であって教会ではないのである。
これが祈りの場と芸術鑑賞の違いである。また、美術館にはいるのに服装に注意を払う必要はない。よっぽど破廉恥な格好をしていない限りは注意されることはないであろう。一方で、教会の場合袖無しや胸の広く開いた服を着ていると僧侶にかくしてもらえるかと注意される。教会内ではヴェールで頭を隠す習慣が長らく続いてきたので当然といえば当然である。
↑ローマピエトロ大聖堂
↑バチカン美術館