つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

陽性変力作用と陽性変時作用とは

ややこしい言葉の整理

 

陽性変力作用とは心収縮力を増強させる力のこと。

陽性変時作用とは心臓の心拍数を高めること。

これらは心臓の交感神経によって調節されている。心臓交感神経は洞房結節、心房、房室結節、心室と幅広く分布し、交感神経節後ニューロンの神経末端からノルアドレナリンが分泌される。

 

一方で、心臓には副交感神経の働きのある心臓迷走神経も分布している。

心臓迷走神経は迷走神経本幹を通って胸郭に入り、心臓交感神経と混ざり合ってから心臓に達する。更に、心房内で節後ニューロンに移行すると考えられ、その繊維は洞房結節、房室結節に分布し、神経末端からアセチルコリンを分泌する。心臓迷走神経は心臓交感神経とは逆に、陰性変時作用陰性変力作用がある。

陰性変時作用とは心拍数を減らす作用。

陰性変力作用とは心房の収縮能力を弱める。