つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

上大静脈症候群と奇静脈の関係

上大静脈が悪性腫瘍や大動脈瘤などによって圧迫or閉塞されると静脈の還流が障害され、頭頸部や上肢に鬱滞による症状が出るものをいう。(原因の8割は肺がんの浸潤)

症状としては眼瞼浮腫、眼球の突出、頚静脈の怒張、上半身の静脈怒張など。

上大静脈が通れなくなると、代わりに下大静脈に血液が集まるが、その側副血行路(通り道)として奇静脈が発達する。結果、下大静脈を介して血液が右房に注ぐ。

 

f:id:tsunepi:20141010213505p:plain

参考までに上大静脈と奇静脈系の走行プロメテウス解剖学P70より