つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

内シャントと外シャントの違い

■シャントとは何か

シャント(shunt)とは、血液が、本来通るべき血管とは別のルートを流れる状態のこと。バイバス、近道などと同じような意味である。一般的には動脈と静脈が直接つながることをシャントと呼ぶ。

(血液は普通、動脈→毛細血管→静脈という順に流れる。シャントをつくると毛細血管に行かずに静脈に流れる)

 

■透析の際、なぜシャントを作成するのか

血液透析では大量の血液を取り出す必要があるがその経路としてシャントが用いられる。動脈と静脈を吻合することにより、穿刺しやすく大量の血液を確保することができる。

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■シャントに使う血管

撓骨動脈と橈側皮静脈を用いるのが一般的。

撓骨動脈は血流は強いが穿刺しにくい

橈側皮静脈は血流はゆっくりだが穿刺しやすい

 これらでシャントを作ると血流が強く、穿刺もしやすいという理想の状態になる。

なお、二週間経過すると静脈血管が大きく膨らみ透析しやすくなる。

 

■内シャントと外シャントの違い

内シャントは撓骨動脈と橈側皮静脈などを吻合して体内でシャントを形成するもの。外シャントは動脈と静脈をチューブを通して体の外で繋ぐ方法。内シャントと違い感染症のリスクが高く、現在ではほとんど用いられない。