脳下垂体前葉ホルモンの覚え方・ゴロ
■脳下垂体前葉ホルモン
脳下垂体とは、間脳視床下部にぶら下がった内分泌腺である。
この前葉から分泌されるホルモンに成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、ろ胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンがある。
*(濾胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンをまとめて性腺刺激ホルモンという)
■脳下垂体前葉ホルモンの役割
名前だけでなく働きについても簡単に触れておきましょう。
成長ホルモン:成長を促進。多いと巨人症になる。
プロラクチン:乳腺細胞で乳汁の産生を促進(射乳はオキシトシンの働きによる)
甲状腺刺激ホルモン:甲状腺に結合して甲状腺ホルモンの産生と分泌を促進する。甲状腺ホルモンが出ると代謝が活発になる。
副腎皮質刺激ホルモン:副腎皮質に働いてコルチゾールとアンドロゲンの合成を促進する。
ろ胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン:まとめてゴナドトロピンと呼ぶ。卵巣や精巣に作用するホルモンで女性では卵胞の発達、排卵、黄体形成を促進、エストロゲン・プロゲステロンの分泌を促進。男性ではテストステロンの分泌を促進、精子形成を促進。
■脳下垂体前葉ホルモンの語呂合わせ
このように長ったらしい名称を多く覚えなければならない時は語呂合わせで覚えるのが効率的である。2つ紹介(注:やや下ネタ)
ゴロ1:お乳ふくらんでせいこう
お:黄体形成ホルモン(LH)
乳:催乳ホルモン(プロラクチン)
ふく:副腎皮質刺激ホルモン
らん:卵胞刺激ホルモン(FSH)
で
せい:成長ホルモン
こう:甲状腺刺激ホルモン
ゴロ2:乱暴な応対を克服して成長したプロ
らんぼうな:卵胞刺激ホルモン
おうたいを:黄体形成ホルモン
こ(く):甲状腺刺激ホルモン
ふく(して):副甲状腺刺激ホルモン
せいちょう(した):成長ホルモン
ぷろ:プロラクチン
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