つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

糸球体係蹄壁とは何か

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糸球体係蹄壁とは簡単にいえば糸球体毛細血管の壁のことである。

係蹄壁と呼ばれる壁が毛細血管を通過する血液を濾過して原尿を生成している。

 

糸球体の係蹄壁という大層な名前を持っているだけあってただの壁ではない。

係蹄壁は3層構造をしていて、内皮細胞糸球体基底膜糸球体上皮細胞の3つからなる。

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3層のそれぞれの役割について簡単に見ていくと…

血管内皮細胞:一番内側にある細胞であり、多数の穴があいている(約100nm)。つまりこれよりも大きな細胞などは通ることが出来ず、低分子物質だけを選択的に通しているのである。また、陰性の電荷を持つため、陰性荷電物質を通しにくい。

 

糸球体基底膜:3層の中で最もしっかりしている壁である。3~4nmの小さな穴が開いていてそれより小さな分子のみを通過させる。また内皮細胞と同様に陰性の電荷をもつので陰性物質を通しにくい。

 

糸球体上皮細胞:足突起を持ち、糸球体基底膜の周りを覆っている。足突起間は濾過スリットと呼ばれて小さな隙間が開いている。