つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

アシデミアとアシドーシスの違い

酸や塩基の負荷に対して、体液中のpHの恒常性を維持できなくなて、生体が不安定な状態にある時をアシドーシス、アルカローシスと呼ぶ。

 

アシデミア(酸血症)やアルカレミア(アルカリ血症)というのは動脈血を測定した時のpHによって決まり、pH7.4以下ならアシデミア,pH7.4以上ならアルカレミアと定義されている。つまりアシデミア・アルカレミアはpHが高いか低いかを示しているに過ぎず、pHの恒常性が崩れる病態の事を言っているわけではない。

 

一方でアシドーシス、アルカローシスはpHの値が何らかの原因により7.4からずれてしまう病態のことを言う。血液pHが酸性側に傾いてしまうような病態をアシドーシス、pHがアルカリ性側に傾いてしまうような病態をアルカローシスという。アシデミア、アルカレミアと違いpHの値は関係ない。

 

アシドーシスが起こるには大きく分けて

1,PaCO2が貯まる状況

2,HCO3-が減る状況

の2つが考えられる。PaCO2が貯まるということは肺がうまく機能しなくてCO2を吐き出せないのでこのような場合を呼吸性アシドーシスという。HCO3-が減るのは腎臓が尿細管でHCO3-の再吸収が出来ないことが原因で起こるので代謝性アシドーシスという(腎臓性アシドーシスとは言わない)。