とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

尿閉と無尿の違いとその原因

尿閉とは、膀胱内に貯留している尿を排泄できない状態であり、下腹部膨隆などの膀胱充満所見を認める。

無尿とは、腎臓での尿生成の低下や上部尿路の閉塞などにより尿量が減少した状態。乏尿とも言う。

 

端的にいうと

尿閉とは膀胱に尿がある状態。

無尿とは膀胱に尿がない状態。

 

尿閉の原因として…

1.前立腺肥大

2.排尿反射が失われている。(=自律神経因性膀胱)←糖尿病、腰髄/仙髄の障害

 

無尿の原因として…

1.尿管が閉塞している(ex癌などにより)

2.腎臓で尿を作れない状態(急性腎不全)

 

尿閉でも無尿でも尿がうっ滞するという意味では似ている。

腎盂が拡大して水腎症を引き起こす。そして尿細管を破壊して腎後性急性腎不全となるので危険。