つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

造影CT:動脈相と静脈相の違い

動脈相とは…

造影剤を入れて、入れた方の手の静脈から上大静脈、右房・右室、肺動静脈、そして左房左室、大動脈から大きな動脈あたりまでの血管内に濃い造影剤が流れこむ。このタイミングを動脈相という。動脈層は血管と実質を区別するために用いる。血管は真っ白に見え、リンパ節はグレーにみえる。

 

静脈相とは…

造影剤を注入してしばらく経過して体循環の毛細血管レベルまで造影剤が入り込んだ時のことを静脈相と呼ぶ。臓器が白く造影されるが、腫瘍など血管が豊富な場所では造影効果がより強くなり、より白くみえる。また、逆に腫瘍内部の壊死した部分などは血流が無く、造影されないので黒く抜けたように見える。