つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

メタコリン誘発試験とは

メタコリン誘発試験とは…

喘息の検査の一つ。

喘息患者は症状が出ていない時は健常者と同じように過ごすことができるため、病院でスパイロメトリー検査を行って検査的に正常であるからといって喘息がないとは言い切れない。それゆえに意図的に気管支を刺激して喘息発作を誘発してからスパイロメトリーを行うことがある。これをメタコリン誘発試験という。

 

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↑メタコリンの構造式

 

メタコリンとは気管支を刺激して発作を起こさせる働きがある。メタコリンを吸入してもらった後のスパイロメトリーで閉塞性の所見が出れば(FEV1が20%以上低下すれば)検査陽性となる。検査の後はサルブタモールなどの短時間作用型β2アドレナリン受容体刺激役で治療しなければならない。(誘発試験で苦しんでる患者をそのまま放置するわけにはいかない…)

 

*メタコリンとは…コリンエステル類の一種でコリンエステラーゼで分解されにくいために持続的な薬理作用が期待できる。