つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

硬膜外血腫の原因と病態生理

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■頭蓋骨骨折などにより頭蓋骨と硬膜の間に出血が起こる病態。頭蓋骨と硬膜の間に血液が貯留してそれがやがて血腫を形成し脳組織を圧迫してしまう。出血源は中硬膜動脈の欠損によることが多いため、側頭部に最も多い。ほかの出血源としては板間静脈、上矢状静脈洞、横静脈洞が有名。硬膜と頭蓋骨は強く結合しているため、比較的血腫は広がりにくい。よって凸レンズ状のCT像となる。

 

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■症状

頭部外傷直後に意識混濁となるが、数分〜数時間するとlucid intervalと呼ばれる意識清明期となる。しかしその後再度意識混濁となり、脳ヘルニア症状(瞳孔不同、除脳硬直、呼吸抑制)がみられる。脳ヘルニアは死に直結するので脳ヘルニアが出る前に血腫の除去、止血を行う必要がある。