つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

壊死と壊疽の違い

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壊死と壊疽の違い

 

■壊死とは…

生体内の一部の組織や細胞が死ぬことをいう。正常な細胞が種々の障害を被ったとき,障害の程度に応じて,さまざまな反応を示す。形のうえで現れる変化のうち,可逆性のものを変性とよぶが,壊死は,不可逆性の変化に陥ったものである。壊死をおこす原因には,栄養動脈の閉塞による血行停止,毒素,ウイルス感染による細胞崩壊,化学物質,電離放射線,火傷,凍傷などが挙げられる。

 

 

■壊疽とは…

壊死に陥った組織が腐敗菌による感染を受けて腐敗し,黒変して悪臭を放つようになったものをいう。古くからの用語。起炎菌としては嫌気性菌のクロストリジウムが最も多い。糖分を融解してガスを発生する場合には,ガス壊疽ということがある。腸管の壊死は,放置すれば必ず壊疽に陥る。虫垂炎も放置すれば壊疽性となる。壊疽に陥りやすいのはほかに,肺,子宮,手足の指など,外界と連絡のあるものに限られる。本来の壊疽は腐敗・融解を起こす湿性の病変であるが,血管閉塞によって足指が壊死に陥り,感染を受けることなく,その部位が乾燥して黒色になることがある。