つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

β-D-グルカン上昇の意味するもの

β-D-グルカンは真菌の細胞壁の主な構成成分である。

多くの深在性真菌症では血中のβ-D-グルカンが上昇するので真菌症を疑う場合のスクリーニングには非常に有用。ただし、真菌の属に特異的ではないので、どの真菌かはわからない。更に、食道カンジダ症のような非侵襲性病変では上昇が見られない。また、接合菌症やクリプトコックス症でも上昇しない。

 

ちなみに深在性真菌症とは、日和見感染症として肺や腸管など全身の各臓器に生じる真菌感染症のことである。

 

キャンディン系の抗真菌薬であるうミカファンギンは細胞壁のβ-D-グルカン合成を阻害することで真菌の治療に用いられる。