コーヒーフレッシュが何からできてるか知っていますか?
ファーストフードに行ってコーヒを頼むと「ミルクはお付けしますか?」と聞かれるが、渡されるものは決して「ミルク」ではない。
植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの。その正体がコーヒーフレッシュの正体である。
詳しく説明すると…
サラダ油に水を混ぜて白濁させ、ミルク風にする。しかし、普通の状態では水と油は混ざらない。そこで乳化剤という界面活性剤を用いてミルクらしく乳化させる。しかしこのままではミルクらしいトロミがない。だから増粘多糖類を加えているのである。仕上げとしてはカラメル色素を加える事でほんのり茶色にしていかにもクリームらしい色合いにする。更には長期保存のためにph調節剤を加え、香りのために香料も追加する。こんな添加物のてんこ盛りの液体を「ミルク」と言い切るファーストフード店員も中々肝が座っているのかも知れない。
実際にコーヒーフレッシュの袋の添加物表示をみると
植物性油脂、乳化剤、増粘多糖類、ph調節剤、着色料、香料…
と書いてあり、ミルクとはどこにも書いていない。更に厄介なことにコーヒーフレッシュのような1つあたりの容積が小さい場合、それぞれのパッケージには中身を記載しなくても良いという決まりになっている。であるから余計コーヒーフレッシュの正体がわかりづらくなっているのかもしれない。
ファミリーレストランのドリンクバーなどのコーナーにもコーヒーフレッシュが大量に置いてあり基本的に取り放題になっているが、もし本物のミルクだったらそんなことはありえないだろう。ミルクに近いが”別の何か”だから取り放題になっているのである。
もちろん、「添加物のたくさん入ったコーヒーフレッシュを飲んではいけない」とは思わない。実際役に立っているわけであるのだし。ただ、日常にどれだけの食品添加物が入り込んでいるのか少し考えてみると面白いものではある。