つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

小保方さん会見全文ログ

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この度はSTAP細胞に関する論文の作成に関し、私の不注意、不勉強、未熟さ故に多くの疑念を生み、理化学研究所及び共同執筆者の皆様をはじめ、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。また、責任を重く受け止め、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした。今日まで、筆頭著者である私から何も情報の発信が出来なかったことを重ねてお詫び申し上げます。

 国際間をまたぐ2つの研究室で、2報分のNature論文のデータを同時にまとめ執筆していく作業は私の能力を遥かに越えていたのかも知れませんが、私はその時々に論文発表に向け全力で取り組んで参りました。生物系の論文の基本的な執筆法や提示法について不勉強なままでの作業になり、それに加え私の不注意も加わり、結果的に多数の不備が生まれてしまったことを大変情けなく、申し訳なく思っております。それでも私はSTAP現象がいつか必ず誰かの役に立つと信じ、研究を続けてきました。多くの研究者の方々から見れば、考えられないようなレベルでの間違いだと思いますが、この間違いによって論文の研究結果に影響しない事と、なにより実験は確実に行われておりデータも存在していることから、私は決して悪意をもってこの論文を仕上げた訳ではないことをご理解いただきたく存じます。
 そもそも私が正しく図表を提示していたならば、調査委員会自体も必要なく、お忙しい中、調査に参加してくださった調査委員の先生方にも心からのお詫びと感謝を申し上げます。しかし、調査結果では、事実関係をよく理解していただかないまま不正と判定されてしまいました。弁明と説明の機会を十分に与えてくださったならば、必ず間違いが起こった経緯を理解していただけるものと思いますので、昨日不服申立てをさせていただきました。

 STAP現象は何度も確認された真実です。私はSTAP現象に出会って以降、この現象を発表する使命感と共に、毎日実験に取り組んでまいりました。そして、この現象のメカニズムが詳しく理解され、いつか多くの人に役立つ技術にまで発展さえていける日を夢みてきました。どうかSTAP現象が論文の体裁上の間違いで否定されるのではなく、科学的な実証・反証を経て、研究が進むことを何よりも望んでおります。

 この度は本当に申し訳ありませんでした。

 

 

続いて弁護士のコメント

 

代理人の、弁護士の室谷でございます。私のほうから不服申立書のポイントをご説明させていただきます。資料としましては、要約書、それから記者会見説明資料を皆様にお配りしております。要約書は、不服申し立ての内容をコンパクトに要約したものでございます。記者会見説明資料、これは不服申し立てのポイントだけを抜き出したものでございます。この説明資料にも基づいて説明させていただきます。

 

まず2-1、レーン3の挿入の点についてでございます。ポイントとしましては、研究不正と論文掲載方法が不適切であるという点が混同されている、その点で妥当ではないと考えております。どういうことかと言いますと、例えばですね、この「改ざん」というものについて一例を挙げております。

 

 模式図のようなものですけれども、例えばデータが良好な結果を示していないものであったという場合において、このデータをちょっと書き換えまして、良好なデータを示すように変更する。これが本来の改ざんでございます。ここでは良好な結果がもともとないのに、良好な結果が存在するかのような外観が策出されているという。こういう点に改ざんのポイントがございます。

 

つまり、研究の結果がなかったのにあったかのように偽装すること。これが研究不正とされる理由でございます。では本件についてはどうであるかと言いますと、本件ではですね、ゲル1写真、ゲル2写真という、良好な結果を示すデータが現に存在しております。

ここに出しておるのは非常に小さく掲げておるんですけれども、これは理化学研究所が中間報告のときに、HP上でスライドで公開されたものを小さくしております。

この写真から出てくる、今申し上げました「良好な結果」とはどういうことかと申しますと、DNAが短くなった、すなわちT細胞受容体再構成が起こった細胞が含まれている、という結果でございます。

ですから、本件では結果がなかったのにあったと見せかけるためにレーン3を挿入した、というようなことではなく、もともと結果があるわけでございます。

 

結果自体は存在して、それとは別の次元で、掲載方法の問題としてレーン3の挿入がございます。レーン3の挿入は、図を見やすくするために行われたものでございます。ですので、この結果自体は厳然と存在しておりますので、表現上、つまり掲載方法についての問題であって、改ざん云々の問題では元々ない、というように考えております。

ここで見やすくするという言葉の意味ですけれども、見やすくするというのは見にくいから見やすくするというだけではなく、ネイチャーの誌面は限られておりますので、大きな写真をドーン、ドーン、と載せるというわけにはいきませんので、ポイント部分を載せることになるんですけれども。

誌面の関係上、小さなものを載せるわけだけれども、そのときにこのような形に見やすくしたということでございます。

 

つまり一言で言いますと、レーン3の挿入というのは、結果の偽装に向けられたデータの変更ではない。結果の偽装に向けられたデータの変更ではないので、本来的には改ざんには当たらないそのように考えております。

 

次に、ポイント2についてお話させていただきます。

これはですね、レーン3の挿入にあたってゲル1とゲル2の標準DNAサイズマーカーに、小保方さんの説明によりますとズレは生じていないと。

このように調査委員会のほうには説明したわけですが、本報告書ではズレが生じていると検証がなされているんだというふうに記載されてあります。

 

そして、そのズレが生じるのだから小保方さんの説明を裏付けることはできない。ということで、一言で言えば小保方さんの説明が信用できない根拠とされているところでございます。そこで、そのズレが本当に生じているのか生じていないのか。

 

小保方さん自身の、どうやって挿入したのかという説明を今日させていただこうと思っております。まず、スライドのこのゲル1、ゲル2写真ですけれども。

これは大判の先ほどの四角いものですけれども、該当部分だけを取り出したものでございます。こちらがゲル1、ゲル2。問題となっているレーン3というのは、この位置にですね、このゲル2のレーン1ですか、これを挿入するということでございます。

 

挿入について、調査委員会のほうはこのように重ねて検証しております。何を検証しているのかと言いますと、このバンド、標準DNAサイズマーカーというものですが、ゲル1のバンドとゲル2のバンドが一致するのかズレが生じるのかというのを検討して、ここから合わせていくと、ずっと合っているんだけれども、下の方でズレが生じているではないか、ということで結局ズレが生じるよ、とそういう検証をされております。

 

次に、小保方さん自身に、私のほうから「どうやったのか実際に重ねてください」と。重ねるというのは、挿入の方法を図面で出してくださいということをお願いいたしまして、小保方さんが作成したものがこの図です。これは不服申立書でも資料2ー1として提出しているものなんですけれども、まずどうやったかというと、ゲル2の高さを80%に縮小しました。

 

検証のほうではゲル1の方を拡大しているんですけれども、小保方さんはゲル2のほうを縮小、さらにゲル2を2度回転しております。なぜ2度回転しているかといいますと、元々、元の写真でもおわかりのように傾いているんですね。写真自体が、撮影するときに傾いて写真を撮ってしまった。

 

なので、レーンが写真上は左側に2度傾いているということでございます。で、その傾いているものをそのまま重ねてしまいますと、調査委員会はそのまま重ねているんですけれども、そうするとズレが生じておるわけですが、2度回転させて重ねますと、ここに見えますように、バンドはすべて一致すると。ことごとく一致するということでございます。この図から必要ない部分をトリミングしますと、フィギュア1-Iになるということで、その結果、小保方さんの説明どおりズレは生じない、と。

小保方さんの説明は正しいと、そういう結論を得ております。ですので、このような説明を調査委員会のほうが十分に聞き取りをせずに、自らの検証をもとに誤っていると判断したということについては、こちらとしては非常に不服であるということで、この内容を前提に再調査をしていただきたいということを求めております。

 

次に、画像取り違いについてでございます。これについて、フィギュア2-D、2-Eについてねつ造と認定されたという点についてであります。これについては研究不正」と「表現方法が不適切である」というのは別次元であるにも関わらず、これらを混同しているという点で問題でございます。

ここで「ねつ造」という言葉の意味なんですけれども、理化学研究所の研究不正に関する本規定のなかでは、このようにねつ造が定義づけられております。「データや研究結果を作り上げ、これを記録、または報告すること」と。

 

作り上げる、という言葉の意味ですけれども、これは存在しないものを存在するように作成するということであります。そうしますとねつ造、これは例えばですけれども、実験を行ってないのに存在しない画像を作り出しますと、これは典型的ねつ造でございます。で、それを論文に載せた。

 

これも典型的にねつ造したデータを報告した、ということになるわけでございます。次に、実験は行ったものの異なるデータから存在しない画像を策出して、その策出した画像を掲載した。これも典型的なねつ造でございます。

 

では本件ではどうかと言いますと、骨髄由来の細胞から作成したスタップ細胞、すいません、骨髄由来の実験があるわけですけれども、その骨髄由来の細胞から採取したスタップ細胞からの画像。これをA2といいますが、A2を実際に得ております。

 

存在しない画像を策出したというようなことはございません。存在しない画像を策出したというようなことは勿論ございません。

また一方で、脾臓由来の実験も行われているわけですけれども、それによって画像Bを得ております。画像Bは、存在しない細胞を策出した、などということはございません。この画像Bというのは、脾臓由来の細胞を再処理することによって得られたSTAP細胞からの画像でございます。ですから元々、このレベルですね。

 

このレベルの話として、存在しないものを作りだすということは全く行われておりません。

で、どこが問題かというと、論文掲載されたのがこの脾臓由来の実験の結果とされる画像、つまりBを掲載しないといけないのにA2が掲載された、という点であります。

これは取り違えておるわけですけれども、画像Bを掲載するべきなのに画像Aを掲載したという掲載の次元の問題であって研究不正の次元の問題ではない。次元を異にするというように考えております。

ですので、その次元を異にする、「載せるべきものを載せなかった」ということと「ないものを作り上げた」というのは全然違う話でございますので、それを混同して判断してしまっている、という点が問題であるというように考えております。

 

なお、小保方さんはこの「Bを載せるべきなのに画像A2を載せてしまった」という点について自ら発見して、これを申告しているものでございます。また3月9日にはネイチャーに対して訂正原稿を提出しております。

そのようなことも含めて、単なる画像の掲載違いであってねつ造ではない、というように考えております。次に、最後のポイントなんですけれども。

 

画像なんですが、ここで問題となった画像を並べておるんですけれども、4つ並べております。論文に掲載された画像は、共同研究者間で行われるラボミーティングに用いられるパワーポイントの資料に掲載された画像2を使用したものであり、学位論文に用いられたA1を切り貼りしたものではない。

どういうことかというと、本報告書では、学位論文を切り貼りしたはずだ、という推論をもとに判断をしているようでございます。

 

明記はされてありませんので、ようである、というふうに考えていますが、それが前提になっているようでございます。

そこで、こちらで確認したところ、学位論文に用いられた画像を切り貼りしたものではなくて、パワーポイントに掲載した画像A2を使用したものである、ということでございました。4つの画像紹介していきますと、画像H、これが学位論文の画像であります。

次、これは調査委員会の解析によって検出された画像であります。解析において、というのはどういうことかと申しますと、論文1の3つの画像、これをキャプションといいますが、キャプションを外したら出てきたものがこの2番目の画像であるということでございます。

 

調査委員会のほうで解析された結果、そのようになっているということですね。理化学研究所としてはこれを見てですね、学位論文の画像、こちらの画像と文字の色、これ緑色、ここは紫色なんですけれども、文字の色や画像と文字の位置関係が異なる、という点を指摘しております。

これを根拠に、学位論文を切り貼りしたはずだ、学位論文は骨髄由来のものであるというのはよくわかっているはずだ、という推論をされているようでございます。

しかし、学位論文を使用したものではなくて、ここにありますパワーポイント資料に掲載された画像を使用したものである。そのように小保方さんも記憶しているわけであります。この両者を見ますと、文字の色も位置関係もすべて同一のものでございます。

それで、じゃあこのパワーポイントの資料は何のために作られたんですか。このパワーポイントはラボミーティングで用いられたものであって、ラボミーティングが多数回行われている関係上、たびたび更新、バージョンアップされているものでございます。

そのパワーポイントは幾つもあるわけですけれども、幾つもあるうちのパワーポイントの、どのパワーポイントからA2画像が使用されたのか。それについては小保方さんも記憶がございませんで、こちらでもまだ特定できておりません。これで述べたいのはどういうことかというと、学位論文から切り貼りした。間違って載った画像が何由来であったのかということを十分に理解して掲載したわけではない、そういうことを申し上げたいわけでございます。

報告書がねつ造であると判断した理由としてですね、この画像の処理に関することが大きな根拠になっているわけですけれども、それが今申し上げたように、特に学位論文から持ってきたわけではないということになりますと、調査委員会がねつ造であるとする根拠のなかで残るのはですね、「重要な図だから間違うはずがないのではないか」この点だけでございます。

「間違うはずがないから、間違うはずがない。だからねつ造だ」という結論になっている、現在はなっているのではないかというように我々は考えております。

その点からしますと、今申し上げたような論法は合理的な理由がないということになって参りますので、ただ、だから調査委員会を非難するというわけではなくてですね、この調査委員会においてやはり調査が不十分であった。

 

非常に短期間の間に調査されたということもありますので、再調査していただいて、この辺りも十分にご検討いただいた上で正確な判断をいただければ、というふうに考えております。なお、この画像取り違えについて、小保方さんはデータの整理が十分ではなかった。

元データを確認しておれば、このような取り違いは生じなかったというように反省しておるところでございます。しかし、調査が不十分であったという点は否めませんので、ねつ造という結論をこの時点で出されたということについては不服でございますので、不服申し立てをしておるということでございます。以上が私からの説明でございます。

 

 

続いて主な質疑応答

 

‐小保方さん自身はSTAP細胞の作製に何回作製したのか、また、作製のコツは

 小保方氏 200回以上作製に成功しているただ、現存している幹細胞は若山(照彦・山梨大教授)先生が作ったもの。また、今回の論文はSTAP細胞という現象論を記したもので、最適条件を追究したものではない。STAP細胞のメカニズム、最適条件を追究していくところで、今回の騒動で止まってしまった。それは本当に申し訳ないと思っている。

 

‐実験ノートは2冊だけだった。詳細なノートが存在するのか。

 小保方氏 はい、最終報告の中では3年で2冊となっているが、実際にはそんなことはなく、もっとノートは存在する。理研提出のノートが2冊だった。

 

‐共同著者の若山先生が、取り違えなどで『信じられなくなった』と言っている。どのような経緯でそうなったのか。

 小保方氏 これは私の推察にしかすぎず、若山先生本人は違うかもしれないが、取り違えに気付いた時点で、若山先生に連絡が行っていると思っていた。訂正書類にサインをしてくれたと思っていたので、若山先生が取り違えを知らなかったのを、若山先生の会見で知った。1月以降、私のメールも若山先生の電話もパンクしており、やり取りが全くできない状況だった。その間、第三者を通してしか情報が入らず、正確なお互いの状況やそのときの気持ちや研究状況が通じ合えていなかったということ。本当に、若山先生には申し訳なかったと思う。

 

-これまでSTAP現象について200回確認したと。それなら非常に不備な点が多いこの論文を、いちど撤回する考えは。

 小保方氏 論文の撤回は、その結論が完全に間違いであったと著者が国際的に発表することになる。結論が正しい以上、撤回は正しい行為ではないと考えている。

 

‐小保方さんは1月28日から、公の場に姿を現さなかった。研究集中のためというが、姿を現さなかったのはどういう理由か。どのような思いだったのか。

 小保方氏 この論文に関し、たくさんの疑義が上がる中で何度も私の口から説明させてほしいと言ってきたが、理研が、それは適切ではないという判断で、きょうまで発表できなかった。申し訳なかった。

 

‐「かわいこぶりっこ」「割烹着」といった報道をどう思ったか。

 小保方氏 私が「割烹着を着ている」というときの報道を見たときのこと? おもしろいところに興味を持ったと思った。

 

 ‐不満などはあったのか。

 小保方氏 あまりにも予想外の報道だったので、恐ろしかったです、正直、はい。

 ‐理研がPRのために割烹着やピンクの実験室を用意したという報道もあるが、もともと小保方さんがやっていたものなのか、理研が用意したものなのか。

 小保方氏 割烹着は3年ほど前から着て実験していた。もう4年近くになる。ピンクの実験の部屋については、私がユニットリーダーに着任して、研究室を用意した段階でできた。

 

‐1月にSTAP細胞を発表したとき、iPSに比べて癌(がん)化の恐れがないなど、優位性があるような発表をしていた。この点を理研は取り下げているが、小保方さんは今でも優位性があると考えているか。

 小保方氏 STAP細胞が将来的にどのように発展するかについて、理研では多くの期待を寄せていたと思うが、正直、私の気持ちと、iPSと比べる理研の広報活動については開きがあった。

 

‐先ほども質問があったが、理研の指示があって2カ月間、公の場に出られなかったと。この間、何をなさっていたのか。また、体調はどうか。

 小保方氏 この2カ月間は、もう、めまぐるしく日々が変わっていくような状態で、だんだんと体調が悪くなった。最初のころはSTAP細胞の作製方法とかを教えたり、実験活動もしていたが、だんだんと具合が悪くなってしまって、最後の方は家で静養しているような状態だった。