つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

植物の配偶子形成と受精メカニズム

【被子植物の花粉形成および胚嚢形成】

おしべ側
花粉母細胞(2n)が減数分裂を行い花粉四分子(n)4個になる。→それぞれが体細胞分裂を行い、花粉管細胞(n)+雄原細胞(n)になる。

めしべ側
胚嚢母細胞(2n)が減数分裂を行い、4個の細胞となり、そのうちの一つが胚嚢細胞になる。胚嚢細胞は3回連続で核分裂を行い、8個の核をもつ。
その後、細胞質も分裂し、7個の細胞に分かれる→中央細胞(2n)、助細胞(n)×2、卵細胞(n)、反足細胞(n)

卵細胞:精細胞と受精して胚を形成する
中央細胞:これも精細胞と受精し、胚乳を形成し、胚のためのエネルギー源となる。
助細胞:卵細胞の隣に位置し、ルアーという物質を出して花粉管を誘導する。(ルアーとは釣りのルアー。発見者は日本人。おしゃれな名前です)
反足細胞:胚嚢の上部に位置する3つの細胞。未だに役割はよくわかっていない。



【重複受精】

重複受精とは、上述のように、卵細胞と中央細胞がそれぞれ精細胞と受精すること。
中央細胞は受精して胚乳になり、卵細胞は胚になる。


【被子植物の発生の過程】

精細胞と卵細胞の受精によって生じた受精卵は、まず1回の体細胞分裂を行い、大小2つの細胞になる。大きい方の細胞は分裂を繰り返してやがて胚柄に、小さい方の細胞は体細胞分裂を繰り返して胚球になる。
胚柄は最終的には退化・消失する。一方、胚球からは子葉・幼芽・胚軸・幼根を持った胚が生じる。種子が発芽すると、胚の部分が更に体細胞分裂を繰り返し、やがて次世代の植物体になる。

精細胞の核と2つの極核の受精で生じた胚乳核は、体細胞分裂を繰り返し、更に発芽に必要な栄養分を蓄えて胚乳になる。(胚乳核の分裂が停止し、胚乳が発達しないものもいる=無胚乳種子)

無胚乳種子の例:マメ科(エンドウ・ダイズ)、アブラナ科(アブラナ、ナズナ)、ウリ科(スイカ、カボチャ)、キク科(ヒマワリ)、クリ、アサガオなど