つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

感覚系の機能異常まとめ

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【感覚の分類4つ】

特殊感覚・・・嗅覚、視覚、聴覚、平衡感覚、味覚
表在感覚・・・触覚、温痛覚//表在感覚は皮膚感覚とも呼ばれる
深部感覚・・・位置覚、振動覚//筋紡錘や腱張力受容器に由来する感覚
内臓感覚・・・空腹感、便意、尿意など

【温痛覚の経路】

神経末端の受容器→脊髄近くの後根神経節→脊髄後根→脊髄後角細胞でシナプスを形成→後角細胞の軸索は中心管の腹側を通って反対側の側索に行く。そこから上行して視床にいく→視床でシナプス形成して三次ニューロンが感覚野に投影。

【深部感覚の伝導路】

温痛覚と同様に、後根神経節を通って後根から脊髄に入る。温痛覚との違いはシナプスを形成せずに後索に行き、そこからひたすら上行。延髄の薄束核と楔状核にたどり着き、個々でシナプスを形成し、刺激を引き継いだ二次ニューロンは交叉してから上行し、内側毛帯によって視床にたどり着く。視床でシナプスを作り、三次ニューロンが大脳皮質頭頂葉の感覚野にたどり着く。

【解離性感覚障害とは】

感覚系の伝導路は複数あるので一部の感覚が侵されていても他の感覚は保たれているようなケース。
例えば深部感覚が侵されているのに温痛覚が保たれている場合、脊髄後索障害や延髄の後索覚障害、内側毛帯障害など、障害の局在診断に役立つ。

【ブラウンセカール症候群】

脊髄のある髄節の半分(例えばT10)が障害。同側の錐体路症状と深部感覚障害+反対側の温痛覚障害が生じる。
錐体路交叉はもっと上で起きているので同側の障害。
深部感覚の伝導路である脊髄延髄路も上側で交叉するので同側で障害が発生。
他方、外側脊髄視床路(温痛覚の伝導路)は下側で交叉するので反対側に障害が発生。