つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

速筋(白筋)と遅筋(赤筋)の違い・特徴

筋肉には速筋繊維・遅筋繊維という種類がある。

速筋とは文字通り素早く収縮することの出来る筋肉であり、一方遅筋というのは収縮が遅いものである。
遅筋繊維の方がミトコンドリア・ミオグロビン多いので赤く見える。
一方、速筋繊維はミトコンドリア・ミオグロビンが少なく、白く見える。

つまり遅筋繊維というのは酸素を消費しながら運動をするのに対し、速筋繊維というのは酸素をほとんど使わない無酸素運動に向いていると言える。例えば前者ならダッシュやジャンプと行った瞬発力が必要なものに対し、後者は水泳やジョギングというような持久力を必要とするものに重要である。

魚に例えるならマグロやカツオといった回遊魚は長距離を泳ぐので遅筋繊維が多く、赤くなっているのに対し、ヒラメやカレイなどの白身魚はあまり泳ぎ回らずに、獲物を捕らえるときだけの瞬発力が必要な白筋が多くなっているのである。

人間は誰しもがこの二つの筋肉繊維を持つが、その割合は遺伝によって決まっている(勿論、生後の環境によって変化もする)。

遅筋繊維は長時間運動には良いが力は強くない。
速筋繊維は力は強いが長時間運動には向いていない。
こういう特徴を持つので、その人の遅筋と速筋の割合を調べることによって長距離ランナーもしくは短距離ランナーのどちらに向いているのか適正を見ることが出来るのである。勿論、それは参考程度であって後天的なトレーニングでその割合が変化することが知られている。
例えば、持久的トレーニングをすると速筋繊維にもミトコンドリアが増えて遅筋繊維のような性質を持たせることができる。
しかし、逆にパワートレーニングをしても遅筋繊維に速筋繊維のような力を持たせることは不可能のようである。
ただパワートレーニングをすれば速筋繊維は太くなるので短距離走のようなものもトレーニングで早く出来る。