つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

オリゴ糖は何故体に良いのか

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■オリゴ糖とは

オリゴ糖とはご存じであろうか。一般的に単糖類が複数重なったもののことを指す。一般的に二糖類である砂糖や10〜20ほどの重合体もオリゴ糖と呼ばれたりする。(統一的な定義は存在しないようである。)
例えば・・・
・フルクトオリゴ糖・・多くの植物で見られ、フルクトース分子の小さな鎖が見られる。
・ガラクトオリゴ糖・・・ガラクトースの小分子からなり、人体においてのみ分解される。

オリゴ糖は糖タンパクや糖脂質などの化学マーカーとして認識され、細胞表面に存在することが知られている。例えばオリゴ糖の例として、ABO血液型が有名である。A、B型は赤血球細胞の表面のオリゴ糖のタイプがそれぞれ異なり、AB型は両方のタイプを保有し、O型はどちらも持たない。

■オリゴ糖と腸内細菌

オリゴ糖のうち、消化されなかった部分は腸内細菌の栄養分となる。どの細菌が増殖するかはオリゴ糖のタイプによって異なる。臨床研究ではフルクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖は善玉細菌を増殖させ、その結果として悪玉細菌の増殖を抑制することが知られている。善玉細菌はビタミンを合成したり、免疫力を高めるなどの報告もあり、健康維持にとっては非常に重要な細菌である。

■オリゴ糖は血糖値の急激な上昇を抑える。

オリゴ糖は砂糖などと違って、難消化性であるために速やかに吸収されない。血糖値というのは糖が吸収されたときに上昇するわけであるが、オリゴ糖の場合は時間をかけて吸収されるので緩やかに血糖値が上昇する。これは食物繊維と同じようなしくみである。他の炭水化物をオリゴ糖などと一緒に摂取すると、吸収がオリゴ糖に妨げられ、これまた血糖値の急激な上昇を抑えることが出来る。糖尿病の方にとっては大変ありがち健康食品であるゆえんである。