つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

普通石鹸と逆性石鹸の違い

石けんには二種類存在することをご存じだろうか。

一般的に石けんと言えば、油脂から作られた界面活性剤(主に脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム)で油汚れを落としたり、細菌の細胞膜を破壊したりなどと日常に非常に役立つアイテムである。
普通の石けんは水に溶けると脂肪酸陰イオンになる。(ナトリウムやカリウムなどの陽イオンが外れる)

しかしながら、逆性石けんとは水中で脂肪酸陽イオンになるのである。よって普通石鹸と逆性石鹸はイオン的にプラスとマイナスで全くの逆の性質なのである。逆性石鹸は界面活性作用が低いため、洗浄力では劣るものの、強力な殺菌作用を持つ。これは脂肪酸陽イオンが、セルロースやタンパク質などマイナスに電荷した物質にくっつき、カビや微生物の殺菌に役立つのである。これはオスバンなどの商品で消毒用エタノールのような用いられ方をしたりする。


また、注意しなければならない点は、普通石鹸と逆性石鹸は逆の性質を持つため、合わせて使用すると効能が大幅に低下してしまう。シャンプー(普通石鹸)とリンス(逆性石鹸)を同時に付けてはならないのもこのためである。