つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

薬を飲むときは水でなければならないは何故か?

薬を飲むときは水でなければならないは何故か?

子供の時に麦茶で薬を飲もうとすると薬は水で飲みなさい!と親に注意された記憶があるが
、科学的にどういう根拠があるのだろうか。

普通に考えてしまう反論として
「薬を水で飲んだ直後にお茶を飲むことだってあるじゃないか」等があるかもしれないが
実際の所、薬を飲む直前直後30分は何も口にしないのが賢明のようである。
これまで自分は特に意識してこなかったが・・・(冷



薬にはその構造によって飲み合わせ不可なものがある。
聞いた話では

増血剤と組み合わせ×(お茶、カフェイン


血圧の薬と組み合わせがダメ(グレープフルーツ:降圧剤の成分を代謝する酵素を分解してしまうために降圧剤の効果が増強されてしまうようである。)

アルコールと薬(ほんの一例)



血圧の薬とお酒
お酒には血管を広げる作用がある。お酒で血圧が下がっている時に血圧を下げる高血圧の薬を飲むと、血圧が下がりすぎて、立ちくらみやめまいを起こすことがある。

安定剤・睡眠剤とお酒
お酒には脳の緊張を抑える作用があるが、これらの薬にも、脳に直接働きかけるような作用があるので、一緒に飲むと脳の緊張感がまったくないような状態になってしまう。そのため、気を失ったり、足元がふらついて階段から落ちたりするなどの危険が考えられる。

抗アレルギー剤や咳止めの薬とお酒
一緒に飲むと、相互の作用を高めあってしまうため、眠気が強くなったり、悪酔いすることもある。

などなど、薬は様々な物質と反応してしまうので、それらを完璧に熟知している自信がない限り(ベテランの薬剤師とかでない限り)水で飲むのがベターなのかもしれない・・・。。

また何か更新するかもしれません。