フグにはイントロンが存在しない
フグにはイントロンが存在しないらしい件
生き物のDNAにはイントロンとエキソンと呼ばれる配列が存在している。このDNAがRNAに転写され、タンパク質に翻訳される流れをセントラルドグマと呼んだりする。DNAからRNAになる際にイントロンと呼ばれる領域が切り取られ(スプライシング)エキソンだけがつなぎ合わされてRNAとなるのである。このイントロンは結果的には棄てられるのでジャンクDNAなどと呼ばれることもあるが、これらのおかげで進化の多様性が生まれたとも言われているのでただのごみとも訳が違う。
そんなイントロンであるが意外なことにもDNAのうちの大半を占めている。人の場合はエキソン:イントロン=1:9などとも言われていてほとんどがイントロンなのである。
しかし、おなじみのフグという生き物にはイントロンがほとんど存在しない。つまりフグはDNAに対する遺伝子の割合が高く”効率が良い”ということもできる。原核生物ならわかるがフグという脊椎動物においてここまで差が出るのは実に面白いことだと思う。
ということでヒトゲノムプロジェクトに乗じてフグのゲノムも解読されたようである。
詳しく調べていくうちに今日中に終わらない分量になってきたのでまとめて後日うpします。
とりあえず形だけ(笑