つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

産経新聞は右、朝日新聞は左は本当か。

産経新聞は右翼、朝日新聞は本当か。

■まず、右翼・左翼とは何か。

「右翼」と「左翼」の語はフランス革命の間に作り出された言葉である。「右翼」は、国民議会で旧体制の維持を支持する保守派(王党派、貴族派、国教派など)が議長席から見て右側の席を占めた事に由来し、一方で「左翼」という言葉は、議長席から見て左側の席を、急進派(急進派ジャコバン党)占めた事に由来する。

端的に言うなれば
右翼=保守派(従来通り、伝統的な社会システム・身分制度等を保持したい)
左翼=急進派(より平等で幸福な社会を実現するために革命・改革を実行したい)
ということである。

これはフランス革命の時に呼ばれた物であったが、以後の政治的な対立もフランス革命になぞらえような対立が少なくなかったので、様々な時代の多くの国家でも用いられるようになった。しかしながら、右翼・左翼という言葉はあくまでも相対的な用語であって元から右翼・左翼という思想の人間がいるわけではない。むしろ、相手を右翼左翼と称することである種のレッテル貼りとしての使われ方もする。(2ch等で用いられるネトウヨが良い例である。バカサヨなどのスラングもある。)

現代社会においては

右翼:自由市場の資本主義を擁護する勢力(リバタリアニズムや新自由主義など)や、国家主義・民族主義・国粋主義を支持する勢力(現代においては保守的)

左翼:共産主義や社会主義をめざす勢力(現代においては革新的)

なのではないであろうか。




朝日=左翼、産経=右翼と頭ごなしに言う人が時々いるが、どこまで考えて発言しているのか甚だ疑問である。右翼左翼という者は前述したとおり、相対的なものであり、時代背景、権力者、世論によって大きく変動するものである。(例えば産経新聞の論調は日本人的には右翼であるが、世界的に見ればか弱い左翼に思える。)であるから、どの時代を通じても朝日新聞=左翼=革新とは成り立たないし、完全に右翼・左翼な思想などはありえないのである。つまり、ある部分においては右翼的な考え方、ある部分においては左翼的な考え方、というように共存していることは十分に考えられる。宗教じゃないのだから。例えば核兵器の使用反対!!戦争反対!!戦争放棄!!と左翼的な人間が、新自由主義万歳!資本主義大好き!!というような右翼的な属性を持っていても何らおかしくはない。

結局何が言いたいのかというと、
「〜新聞は右翼だから・左翼だから」という表現は個人的にはあまり好きな表現ではないということである。いや、表現自体には問題はないかもしれないが、あまり右左という言葉に振り回されずに物事を考えたいと思う次第である・・・。