血液型性格診断は本当か?
血液型性格診断は本当か?
血液型性格診断や血液型占いというものの信憑性はいかほどであろうか。
血液型占いの場合、相手の血液型や日付、あるいは年齢あるいは星座などなどが絡んでくるためスピリチュアな人たちのためのスピリチュアな占いと思っていればよいのだが、性格診断については科学系の人間でも信じている人が少なくない。実際に的中することが少なくないからだ。
血液型と性格の関係性は「全く関係ない!」と言い切ることは絶対に出来ない。
こういう事を「反証性がない」と科学の世界では言うのだが、つまり、科学の管轄外であるということである。しかしながら盲目に血液型占いを信じてしまうことも少し残念である。
ということで今回は血液型とは何かということをテーマに書いていきたい。
血液型と言われれば多くの方がA型B型AB型O型の4つをイメージするであろう。
日本においてはA型が約40%、O型が約30%、B型が約20%、AB型が約10%と言われている。
だがこれらが一体何を意味しているのか性格に把握している人は多くはない。
この血液型というのは赤血球の表面の抗原のタイプなのである。
A型には赤血球の表面にAG抗原が存在する。
B型には赤血球の表面にB型抗原が存在する。
AB型には赤血球の表面にA型抗原とB型抗原が存在する。
O型にはA型抗原もB型抗原も存在しない。
O型抗原の構造は
フコースーガラクトースーNアセチルグルコサミンーガラクトース
A型抗原は
フコースーガラクトースーNアセチルグルコサミンーガラクトース
|
|_Nアセチルガラクトサミン
B型抗原は
フコースーガラクトースーNアセチルグルコサミンーガラクトース
|
|_ガラクトース
という糖鎖構造をしている。何が違うかというと、たった一つの糖が違うだけなのである。
この構造の違いによって脳の働き(性格)が一体どのように変わるというのだろうか。シナプスの可塑性が変わるのだろうか・・・??果たして・・・・・。(もし因果関係が証明されたらnatureクラスの論文になるのではなかろうか・・・。)
更に言及すると、血液型はABO型以外にも存在している。次に有名な血液型はRh式血液型であろう。Rh抗原にはC,D、Eの3種類の抗原があり、Rh(ー)の母親がRh(+)の子供を産むことによって抗原抗体反応を起こし重篤になるという点で臨床的に非常に意味深い抗原である。もしABO血液型が性格に関係するというのならばRh血液型も関係してても良いのでは?と思ってしまう。他にルイス式、P式とかもある。
また、蚊に血を吸われやすい血液型があるという話を耳にしたことが有るが、あれも科学的な根拠はないと思われる。つまり蚊は針を刺して始めて血と接触するのであって、それまでは血液の糖鎖の種類など認識できないだろう。
もっと書く予定だったが、眠くなってきたので一応更新しておきます。
読み返してないのでぐだぐだですが、また補足しようと思います。