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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

アシドーシスやアルカローシスの代償の目安

代謝性アシドーシスの際、身体はアシドーシスを補正しようと代償性アルカローシスになる。 HCO3-の基準値は22〜26mEq/l(平均24前後) PaCO2の基準値は35〜45mmHg(平均40前後) 代謝性アシドーシスであれば腎臓などに問題があり、アルカリ物質であるHCO3-が…

A-aDO2の基準値は加齢とともに上がるという話

◯AaDO2とは A-aDO2とは肺胞気酸素分圧(PAO2)と動脈血酸素分圧(PaO2)の差のことである。 これらの値は動脈血液ガス分析で測定される。正常なガス交換の場合A-aDO2が0になることが理想であるが、実際は生理的な換気血流不均等やシャントが存在するため、正…

動脈血ガスでpH7.4前後の時の解釈

血液ガスpH7.4前後の時の解釈 血液pH7.35以下であればアシデミア、7.45以上であればアルカレミア。 その間であれば正常値。 動脈血ガスで正常値であれば何も起きていない至って正常な状態であるか、もしくはアシドーシスやアルカローシスがあるが代償されてp…

動脈血液ガスで酸塩基平衡の評価方法

動脈血ガスの見方 ◯血液ガスで何がわかるのか 血液ガスの項目にはpH,PaCO2,PaO2,HCO3-の4項目がある。 血液ガスを測定する目的は大きく分けて2つである。 1.呼吸に異常がないかみる →PaO2とPaCO2をチェック 2,酸塩基平衡に異常がないかみる →pH、PaCO2…

糖尿病性ケトアシドーシスでクスマウル呼吸になる機序

糖尿病性ケトアシドーシスでkussmaul呼吸になるのはなぜか。 1型糖尿病では自己免疫的な機序により膵島ベータ細胞が破壊され、インスリンが正常に分泌されなくなる。インスリンがないと細胞は糖を利用することが出来なくなりエネルギー不足に陥る。その代償…

アシデミアとアシドーシスの違い

酸や塩基の負荷に対して、体液中のpHの恒常性を維持できなくなて、生体が不安定な状態にある時をアシドーシス、アルカローシスと呼ぶ。 アシデミア(酸血症)やアルカレミア(アルカリ血症)というのは動脈血を測定した時のpHによって決まり、pH7.4以下なら…

A-aDO2開大の原因と計算式

■A-aDO2とは A-aDO2とは肺胞気酸素分圧(PAO2)と動脈血酸素分圧(PaO2)の差のことである。 これらの値は動脈血液ガス分析で測定される。正常なガス交換の場合A-aDO2が0になることが理想であるが、実際は生理的な換気血流不均等やシャントが存在するため、正…

SaO2とSpO2の違い(+血液ガス表記の読み方)

動脈血中のヘモグロビンのうち、何%が酸素と結びついているかを表したものを動脈血酸素飽和度といいSaO2で表す。このaはarterial(動脈)に由来している。 臨床では勘弁で非侵襲的なパルスオキシメーターで測定することが多く、この場合は経皮的酸素飽和度Sp…