つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

レントゲン

椎体圧迫骨折の診断基準(byレントゲン)

椎体骨折の診断には胸腰椎レントゲンの側面像が用いられる。 【椎体のデフォルメ】 (椎体前縁部の高さをA、椎体中央部の高さをC、椎体後縁部の高さをP) Aはanterior,Cはcenter,Pはposteriorの略 【椎体骨折評価基準(2012 年度改訂案)参照】 ・圧迫骨折は…

肋骨骨折の診断(画像か臨床所見か)

肋骨骨折の診断 ◯肋骨の診断 肋骨骨折の診断は画像所見(レントゲン)と身体所見を合わせてなされる。 レントゲンで明らかに骨が折れていれば診断は容易であるが、肋骨の周りには肺、血管、気管、食道など様々な器官があり骨折の中でも非常にわかりにくい。…

psoas lineとは何か

psoas lineとは何か psoasとは腸腰筋陰影のこと。腹部単純レントゲンにおいて重要な所見。 psoas(腸腰筋)が左右ともに線として見えるのが正常であるが、このラインが不鮮明になると後腹膜の占拠性病変を示唆する。腸腰筋の辺縁は後腹膜の脂肪層と接してお…

腹部レントゲンでガスレスが意味するもの

腹部レントゲンでガスレスが意味するもの ガスレス=gasslessa=腸管に空気がうつらない所見 【ガスレスとなるものの例】 ・小腸閉塞 ・イレウス(麻痺性、絞扼、軸捻転) ・上腸間膜動脈血栓症 ・腸管虚血 ・胃腸炎や急性膵炎などによる繰り返す嘔吐 ・重症…

頸椎レントゲンの見方

頸部外傷などにより頸椎損傷が疑われる場合、頸椎レントゲンを取る。 基本的に3方向(側面、正面、開口位)で撮影、不十分な場合は頸椎CTを追加する。 頚椎骨折で最も多い部位は第二頸椎(約25%)、そして第6頸椎、第7頸椎が続く。 頸椎レントゲン読影のAB…

小腸閉塞のレントゲン所見(3✕3ルール)

腸閉塞のレントゲン所見(3✕3ルール) 腸閉塞において腹部レントゲン撮影は簡易に取れて感度も高いので有用。 3✕3のルールというものがある。 ・小腸径が3cm以上であれば拡張(厳密には2.5cmでも拡張としてよい) ・小腸ニボーが3ヶ所以上あれば異常(…

大動脈解離のカルシウムサインとは(画像)

カルシウムサインとは大動脈解離を示唆するレントゲン所見である。大動脈の内膜の石灰化が大動脈陰影の外側から5mm以上内側に偏位していれば大動脈解離を疑う。単純写真では斜位になると偽陽性となりやすいので注意。また感度は非常に低く9%ほど、特異度も…

肺炎治療の効果判定でレントゲンは有用か?

肺炎治療の効果判定に胸部レントゲン撮影は有用なのだろうか。 肺炎に対して抗菌薬治療を行っている場合、その効果判定は2,3日後に行われる。重要なパラメータは体温、酸素化(SpO2)、分泌物の状態である。 胸部レントゲンは効果判定に有用そうで意外と…