つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

くすり

duodopaの適応とその効果(メモ)

duodopaの適応とその効果(メモ) デュオドーパとはパーキンソン病治療薬で内服のレボドパ製剤で治療効果が乏しい場合に用いられる。胃ろうを介して直接胃に注入することによりPD症状のwearing off(日内変動)を抑えることが期待されている。wearing offのコ…

VFや脈なしVTにおいてアドレナリン投与を急ぐと予後が悪化するという話

CPA(心肺停止)における心電図波形は4つに分類される。 ・心室細動(VF) ・無脈性心室頻拍(pulseless VT) ・無脈静電気活動(PEA) ・心静止(asystole) 臨床的に大事なのは除細動が必要化どうか。 VFと脈なしVTは除細動必要 PEAとasystoleは除細動必要…

ベンゾジアゼピン系睡眠薬分類メモ

睡眠薬分類ちょいメモ ◯睡眠薬の主流は大きく分けてベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の2つ。 その他、最近はメラトニン受容体作動薬(ロゼレム®)、オレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラ®)も使われるようになってきている。 ◯ベンゾジアゼピン系は…

Lドパの半減期が短いが効果の持続が長い理由

L-dopaはパーキンソン病においてドーパミン補充目的で用いられる。Ldopaは血中半減期が1時間程度と非常に短いが、病初期においてはLdopaの血中濃度と脳内濃度は相関せず、長時間の安定した効果を発揮する。 画像参考元:パーキンソン病の本格的な治療が進み…

ムコダインとムコソルバンの違い

ムコダイン®とムコソルバン®の違い ともに去痰薬であるが作用機序や役割は異なる。 ムコダイン®(一般名カルボシステイン) ムコダインには2つの働きがある。1つは杯細胞からの粘液分泌を抑制する働き、もう一つは気道粘液修復の作用でありシアル酸とフコ…

急性咳嗽にメジコンとコデインどちらが効くか

メジコンとコデインの違い ◯メジコン®(デキストロメトルファン) ・中枢性非麻薬性鎮咳薬 ・適応:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎にともなう咳や、気管支造影術および気管支鏡検査時の咳の治療時 ◯コデイン®(コ…

プルゼニドとラキソベロンの違い

プルゼニド®(センノシド)とラキソベロン®(ピコスルファートナトリウム)の違い ◯プルゼニド®(センノシド) プルゼニドはプロドラッグで腸内細菌によって分解されてレインアンスロンという物質になることによって大腸刺激性物質へと変換される。こういう…

アセトアミノフェンの解熱作用はいか程か

カロナール®やアセリオ®などアセトアミノフェンは広く用いられる解熱鎮痛薬である。が、その効果のほどはいかほどなのだろうか。 Acetaminophen for Fever in Critically Ill Patients with Suspected Infection(by N Engl J Med 2015; 373:2215-222)によれ…

ニトロの効果で狭心症と診断できるか

ニトロの効果で狭心症を診断できるか とある報告(Chest pain in emergency department patients: if the pain is relieved by nitroglycerin, is it more likely to be cardiac chest pain? )によれば「ニトログリセリンが効いてるので狭心症」とは言えな…

動脈血栓症と静脈血栓症の違い

動脈血栓症と静脈血栓症の違い ◯動脈血栓症 (心筋梗塞発症のイメージ図) http://heart-clinic.jp/index.php?%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 動脈血栓症は上のイラストのように動脈壁に形成されていたプラークが破綻することに寄って血小板の活性化…

アセリオ®はダラダラ投与しても効果は薄い

アセリオ®(アセトアミノフェン)には鎮痛効果、解熱効果が知られているが、添付文書をみると15分かけて投与することと記載されている。痛みを取りたいのであればだらだらいくのではなく添付文書通り15分で投与するほうが効果が得られる。 【アセリオ添…

破傷風ワクチン接種の適応

破傷風ワクチン(破傷風トキソイド)接種の適応 ■破傷風とは 嫌気性菌であるclostridium tetani(破傷風菌)が産生する神経毒素によって全身の強直性痙攣や弓なり反張をきたす重篤な疾患である。破傷風菌は芽胞の状態で土壌に生息しており、皮膚の創傷面から…

抗血小板療法と抗凝固療法の違い(脳梗塞治療)

抗血小板薬と抗凝固薬の違い ■抗血小板薬 抗血小板とは血小板の凝集を抑える薬剤であり、主に動脈で作用を発揮する(動脈では血流が早く、乱流が起こりやすい。乱流は血小板の凝集を引き起こし、血栓を形成する。)血小板は内皮細胞が障害されて内皮下組織が…

定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い

定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い 定型抗精神病薬(=第一世代抗精神病薬) 定型抗精神病薬とは強力なドーパミンD2受容体の遮断薬であり、中脳辺縁系ドーパミン神経系の機能亢進と関係する陽性症状に効果がある。しかし、中脳辺縁系だけでなく、黒質…