つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

〜と〜の違い

咳喘息と喘息の違い

咳喘息と喘息(=気管支喘息)の違い ◯咳喘息とは 中枢から末梢気道まで全体的に好酸球性の気管支炎を起こす病態である。病態としては気管支喘息(つまり喘息)と同じであるが、症状としては咳がメインという点で異なる。気道が過敏になっており風邪ウィルス…

ベンゾジアゼピン系睡眠薬分類メモ

睡眠薬分類ちょいメモ ◯睡眠薬の主流は大きく分けてベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の2つ。 その他、最近はメラトニン受容体作動薬(ロゼレム®)、オレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラ®)も使われるようになってきている。 ◯ベンゾジアゼピン系は…

喘鳴と喘息の違い

ちょっと似ている言葉の定義の整理 ◯喘鳴とは 呼気時にヒューヒューというような高音性の連続音が聴診器無しで聞こえること。気管が狭窄して狭くなるので空気が通る時に高い音になるのである(例えば部屋の窓をほんの少しだけ空けておくと、その隙間を通る風…

安静時振戦と姿勢時振戦、企図振戦の違い

◯安静時振戦(静止時振戦) 両手を膝の上に載せておいてもらい力を抜いてもらい振戦が見られるかどうか確認する。わかりにくい場合は手を目標に近づけるなどの動作をしてもらい、それで振戦が消失するかどうかをみる。安静時振戦の原因としてはパーキンソン…

末梢性顔面神経麻痺と中枢性顔面神経麻痺の鑑別

【中枢性・末梢性顔面神経麻痺のイメージ】 画像参照:http://heart-clinic.jp/index.php?%E7%A5%9E%E7%B5%8C ◯中枢性の顔面神経麻痺の場合 病変の対側の顔面下部のみの麻痺が生じる →つまり、額のしわ寄せや閉眼は出来るが、鼻唇溝は浅くなり、口角を上げる…

歯車様固縮と鉛管様固縮の違い

歯車様筋強剛と鉛管様筋強剛の違い(固縮=筋強剛) 筋強剛とは筋肉の伸張反射が持続的に起きている状態であり、患者の身体を受動的に動かそうとする際に、最初から最後までずっと持続的に抵抗を感じる状態を言う。 抵抗がカクカクと歯車のように感じられる…

ジストニアとジスキネジアの違い

似ている言葉の整理 ◯ジストニアとは ジストニアとは身体の一部または全身に不随意の持続的な筋収縮が生じる症候群。語源はdys=異常、tonia=緊張であり緊張の異常という意味になる。 持続的に筋収縮が起こるために身体の捻転や反復運動、姿勢異常が生じる。…

スピキュラと胸膜陥入像の違い

スピキュラ(supicula)と胸膜陥入像の違い 胸部CTにおいて肺野に結節影や腫瘤影に次の所見があれば悪性腫瘍を示唆する ・スピキュラ(棘) ・胸膜陥入像 ・全周性に辺縁不整 ◯スピキュラ スピキュラ(spicula)とは日本語で言うと棘。腫瘤表面から周りに出てい…

健忘症と記憶障害の違い

健忘症と記憶障害の違い ◯記憶障害とは 記憶障害とは記憶の3段階である「記銘」「保持」「想起」のいずれかが障害されて新しいことを覚えられなくなったり、思い出すことができなくなたりする状態である。 記銘:入力情報を脳内で処理できる形に符号化する…

湿疹と発疹と皮疹の違い

湿疹と発疹と皮疹の違い 紛らわしい言葉の整理 ◯湿疹の定義 とある教科書によると「湿疹とは種々の外的な刺激が、主として経皮的に生体内に侵入することにより生じる、皮膚における炎症反応である」と説明される。 →湿疹とは皮膚炎と同義 湿疹の臨床経過は多…

ムコダインとムコソルバンの違い

ムコダイン®とムコソルバン®の違い ともに去痰薬であるが作用機序や役割は異なる。 ムコダイン®(一般名カルボシステイン) ムコダインには2つの働きがある。1つは杯細胞からの粘液分泌を抑制する働き、もう一つは気道粘液修復の作用でありシアル酸とフコ…

意識障害と意識変容の違い

似ている言葉の整理:意識障害と意識変容の違い 意識の評価には意識レベル(意識水準)と意識内容の2つの軸がある。 意識レベルと意識内容の両方が保たれている場合は意識清明 意識レベルか意識内容の片方でも障害されている場合、もしくは両方障害されてい…

急性咳嗽にメジコンとコデインどちらが効くか

メジコンとコデインの違い ◯メジコン®(デキストロメトルファン) ・中枢性非麻薬性鎮咳薬 ・適応:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎にともなう咳や、気管支造影術および気管支鏡検査時の咳の治療時 ◯コデイン®(コ…

てんかんと失神の鑑別

てんかんと失神を鑑別するためのスコアを紹介。 Historical criteria that distinguish syncope from seizures. - PubMed - NCBI 【スコア】 舌咬傷:2点 発作前の既視感や未視感:1点 感情的ストレスが誘因:1点 発作前に頭を側方に向ける:1点 意識消…

グル音で機械性イレウスと複雑性イレウスを鑑別する

グル音(腸蠕動音)は頻度だけでなく強度も評価したほうが良いという話。 グル音の頻度の判定は以下のように行う。 ・1分間で5回以上グル音が聞こえる→「正常」 ・1分間で常に聞こえ続ける→「グル音亢進」 (by腸炎、過敏性腸症候群、機械性イレウス) ・…

プルゼニドとラキソベロンの違い

プルゼニド®(センノシド)とラキソベロン®(ピコスルファートナトリウム)の違い ◯プルゼニド®(センノシド) プルゼニドはプロドラッグで腸内細菌によって分解されてレインアンスロンという物質になることによって大腸刺激性物質へと変換される。こういう…

鼻カニューレと簡易酸素マスクの違い

鼻カニューレと簡易酸素マスク(シンプルマスク)の違い ◯鼻カニューレ 2013-226356号 鼻翼型経鼻カニューレ - astamuse ・鼻の下のチューブから酸素を投与する。 ・あまり顔を覆わないので閉塞感や圧迫感は少ない ・鼻の粘膜に直接空気が流れるので鼻粘膜が…

動脈血栓症と静脈血栓症の違い

動脈血栓症と静脈血栓症の違い ◯動脈血栓症 (心筋梗塞発症のイメージ図) http://heart-clinic.jp/index.php?%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 動脈血栓症は上のイラストのように動脈壁に形成されていたプラークが破綻することに寄って血小板の活性化…

急性膵炎の検査におけるアミラーゼとリパーゼの違い

急性膵炎の検査におけるアミラーゼとリパーゼの違い アミラーゼは膵臓や唾液腺で分泌される消化酵素であり、膵臓以外の唾液腺の異常でも数値は上がる。リパーゼは脂肪を分解するための消化酵素であり膵臓の異常でより特異的に上昇する(ともに腎臓で排泄され…

大酒家と常用飲酒家の違い

大酒家と常用飲酒家の違い 大酒家とは日本酒を一日5合以上飲む人のこと。一般的に大酒家レベルの飲酒を10年以上続けると20%の人が肝硬変になると言われている。尚、恐ろしいことに大酒家は日本に200万人以上いるとされており、突然死のリスクがある。…

PIDと虫垂炎を鑑別する3つのポイント

PIDとは若い女性に好発する上部生殖管の感染症。子宮内膜や卵管、付属器は本来無菌状態であるが、下部生殖器の膣、外陰部、子宮頸部に感染した微生物が上行性に上部生殖器に波及するとPIDとなる。(PIDとはpelvic inflammatory diseaseの略= 骨盤内炎症性疾…

精巣捻転と精巣上体炎の鑑別

精巣捻転と精巣上体炎の鑑別 精巣捻転は発症後6時間以上で不可逆的な障害が起こり、精巣が壊死するため急性陰嚢痛は否定されるまで精巣捻転として扱う。以下精巣捻転と精巣上体炎の違いを紹介。この表のような典型例であれば鑑別に難しくないように思えるが…

たこつぼ型心筋症と心筋梗塞の違い

たこつぼ型心筋症と心筋梗塞の違い たこつぼ型心筋症とは胸痛とST上昇など心筋梗塞に似た心電図変化を認めながら冠動脈の有意狭窄を認めない状態を言う。原因は明らかになっていないが、精神的あるいは身体的ストレスを受けた高齢女性に発症しやすいことが知…

補充収縮と補充調律の違い

心臓は洞房結節から規則正しく刺激が発生し、リズム的に心室を収縮させている。 が、洞房結節が何らかの原因で興奮できなくなると心臓もそう簡単に止まるわけにはいかないので代わりに房室接合部や心室が独自にリズムを作り出す。 房室接合部あるいは心室か…

マクロリエントリーとマイクロリエントリーの違い

リエントリーとは日本語で言うと「回帰」「再び入る」という意味。 通常であれば洞結節で始まった興奮は洞房結節を介して心室に伝わり一方通行のはずである。が、心房粗動や心房細動ではリエントリー、つまり心房で一度始まった興奮が心室に行かずに心房内で…

f波とF波の違い

心電図でf波とF波の違い ・f波とは心房細動の時に出現する波形 心房細動は心房に多数のマイクロリエントリーが出現することによって発生する不整脈。規則正しい興奮を生み出す洞房結節の働きが失われ、代わりに心房の至る所から無秩序な心房興奮(f波)が発…

呼吸と換気の違い

呼吸と換気の違い 似たワードを整理。 呼吸とは酸素を細胞に届け、ミトコンドリア内でATPを産生し、代謝過程で作られたCO2を排出する事を言う。呼吸には内呼吸・外呼吸がある。一般的に臨床で用いられる呼吸という言葉は外呼吸を意味している。 ・外呼吸は外…

イソジンとアルコール消毒、どっちが有能?

イソジンとアルコール消毒、どっちが有能? 消毒の際に用いられるイソジンとアルコールであるがどちらのほうがより殺菌能力は強いのであろうか。どこを消毒するかや医療機関によってどちらを選択するかは様々であろうが、どちらがより殺菌能力があるかを調べ…

サルモネラの分類(腸チフスと食中毒)

サルモネラは人間の消化管内に常在する腸球菌であるが、一部のサブタイプは感染することで病原性を示す。 サルモネラは色んな分類の仕方があるが、臨床的には ①腸チフスやパラチフスという重篤な疾患を引き起こすタイプ ②食中毒性腸炎の原因となるタイプ に…

大腸型下痢症と小腸型下痢症の違い

急性下痢症の大腸型と小腸型の違い ◯大腸型の腸炎は炎症性の腸炎とも呼ばれ、腸管粘膜の障害によって起こる。 →血が出ることが多い。 ◯小腸型の腸炎は非炎症性であり、毒素による腸管分泌が促進することによって起こる→血は出ずに水溶性の下痢であることが多…

結核喀痰検査:塗抹、培養、PCRの違い

結核喀痰検査:塗抹、培養、PCRの違い 塗抹とは 【利点】 短時間でできる 手技も簡単 【欠点】 感度が低い 菌株名まではわからない 死んでる結核菌や非結核性抗酸菌も陽性となってしまう。結核治療中の患者の喀痰には死んだ結核菌がたくさんいるので喀痰塗抹…

一時的ペーシングをいつ行うか

◯一時的ペーシングとは 洞不全症候群や房室ブロックなどによって症候性徐脈(徐脈によりめまいや失神、ふらつきなどの症状が現れること)が生じる場合、電気的に心筋を刺激して心拍数を増加させる一時的ペーシングが行われることがある。一時的ペーシングは…

インフルエンザ菌とインフルエンザウィルスの違い

「インフルエンザ」と言えば一般的にはインフルエンザウィルスによる感染症を意味するが、紛らわしいことにインフルエンザ菌という細菌も存在する。 インフルエンザは臨床的には感染すると急激な発熱、上気道症状、関節痛や倦怠感などの全身症状を呈する。タ…

特殊心筋と固有心筋の違い

特殊心筋と固有心筋の違い 心筋は固有心筋と特殊心筋に分けられる。固有心筋と特殊心筋は組織学的にも生化学的にも異なっている。 心臓の構造と働き‐見て!わかる!解剖生理【花子のまとめノート】 ◎固有心筋は血液の拍出を行う筋細胞であり心房筋、心室筋が…

一次性脳損傷と二次性脳損傷の違い

一次性脳損傷と二次性脳損傷の違い ◯一次性脳損傷とは 外力によって脳実質が直接損傷すること。物理的にダメージを受けてしまうために不可逆的な障害を引き起こす。通常治らない。 ◯二次性脳損傷とは 頭部外傷によって直接的なダメージは受けなくとも、その…

心房粗動と心房頻拍の違い

心房粗動も心房頻拍も心房内の規則的な興奮による頻拍。 【心房粗動とは】 心房粗動は右房内に形成されたマイクロリエントリーが原因で生じる。右房中隔、右房自由壁、下大静脈ー三尖弁輪間右房頰部を含む経路であり、この回路を電気興奮がぐるぐると回って…

エフェドリン、ネオシネジンの違い

エフェドリン®(塩酸エフェドリン)、ネオシネジン®(塩酸エチレフリン)の違い 全身麻酔中は麻酔薬による血管拡張や交感神経遮断によってしばしば血圧の低下が見られる。その対応として用いられる薬剤でエフェドリンやネオシネジンが代表的である。 これら…

フェンタニルとレミフェンタニルの違い

フェンタニルとレミフェンタニルの違い フェンタニルもレミフェンタニルもオピオイドに分類される薬剤。 【オピオイドとは…】 紀元前からケシから採取されたアヘンが鎮痛薬として用いられてきた。19世紀にはいるとアヘンからモルヒネが単離され、その後オ…

アンプルとポリアンプル、バイアルの違い

アンプルとポリアンプル、バイアルの違い ◯アンプル ガラスの筒。Aと略す。先端を指でポキっと割って使う。 語源はフランス語でampoul(膨らんだ)という意味。 昔からあるスタンダードな容器。 ◯ポリアンプル ポリエチレン製の筒。アンプル同様に先端を割る…

麻酔の急速導入、迅速導入、緩徐導入の違い

麻酔の急速導入、迅速導入、緩徐導入の違い ◯急速導入 急速導入とは十分に酸素化を行ってから静脈麻酔薬と鎮痛薬を用いて患者を眠らせた後に筋弛緩薬を投与して気管挿管を容易にする一連の操作のことを指す。 鎮静と鎮痛で呼吸抑制、循環抑制が起こるために…

アドレナリンとエピネフリンの違い

アドレナリンとエピネフリンの違い アドレナリンもエピネフリンも全く同じ薬。歴史的経緯により2つの名前がある。 薬理作用としてはα作用(血管収縮作用)とβ作用(心収縮作用)を併せ持ち、血圧低下などの場合において昇圧目的に用いられる。他にもβ2刺激…

PEEPとCPAPの違い

PEEPとCPAPの違い 人工呼吸設定でPEEPとCPAPは似ている概念でややこしいのでそれぞれ整理。 人工呼吸は人間の代わりに機械が呼吸をしてくれているわけであるが、結局のところ息を吸って吐くという大原則は変わらない。呼吸における気道内圧の変化を考えてみ…

CPAPとBIPAPの違い

CPAPとBIPAPはNPPVのうちの1つ。 NPPVとは非侵襲的陽圧換気のことで気管チューブを用いずに顔にマスクを当てることによって換気を行わせる方法。 ■CPAPとは Continuous Positive Airway Pressure(持続的気道陽圧)の事。 CPAPは人工呼吸器の1つのモードで…

NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い

NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い Sモード:spontaneousモード(患者の呼吸を補助するモード) 患者の自発呼吸に合わせて圧をかけて呼吸を補助する(プレッシャーサポート) 患者が息を吸ってる時はIPAPの圧力、吐いてる時はEPAPの圧力がかかる。 吸…

IPAPとEPAPの違い

IPAPとEPAPの違い まずNPPV(非侵襲的陽圧換気)について NPPVは気管チューブという侵襲的な方法の代わりに顔にマスクを密着させて陽圧換気を行い、呼吸を補助する方法。食事、会話の機能は保持され侵襲性は低い。 一方で気管チューブ挿入は声帯の損傷や下気…

内呼吸と外呼吸の違い

内呼吸と外呼吸の違い 呼吸とは一般的には酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことを指すが、医学的には外呼吸と内呼吸に分類されている。 外呼吸とは肺で行うガス交換のことを指し、肺胞内の酸素を血液中に渡し、血液中のCO2を肺胞側にもらうこと。一方で内呼…

風邪患者に「唾を飲むと痛いですか?」と聞く理由

風邪患者に「唾を飲むと痛いですか?」と聞く理由 【咽頭痛と嚥下痛の違い】 咽頭痛と嚥下痛は似たようで異なる概念である。嚥下痛は何かを飲み込んだ時に痛みを生じる、嚥下動作の痛み。一方で咽頭痛は咽頭という部位の痛み、また頸部の痛みも拡大解釈され…

細菌感染でCRPはWBCに遅れて上昇する理由

細菌感染でCRPはWBC(白血球)に遅れて上昇する理由 細菌感染では血中のCRPもWBCも上昇するがそれぞれピークになる時間に差がある。 それぞれどのように血中濃度が上昇するのかを考えるとわかりやすい。 【WBCとCRP上昇のイメージ図】 画像参照:http://heal…

ウィルス感染でCRPが上昇しない理由

ウィルス感染でCRPが上昇しない理由 CRPとは CRP(C反応性蛋白)は細菌感染の際に肝臓で合成が促進され血中濃度が上昇する。故に感染症を疑う時はルーチンで測定されるマーカーである。 CRPは細菌の細胞膜であるリン脂質二重層(ホスホリルコリン)に結合し…

上室期外収縮と心室期外収縮の違い

上室期外収縮と心室期外収縮の違い イラスト参照”https://nurseful.jp/career/nursefulshikkanbetsu/cardiology/section_1_03_01/ 期外収縮とは文字通り、期待から外れた収縮のこと。心臓の興奮は本来心房の洞房結節から始まるが、期外収縮ではそれ以外の場…