2014-05-24から1日間の記事一覧
ミカファンギンナトリウム(商品名:ファンガード)の作用機序 ミカファンギンナトリウムは,リポペプチド系抗真菌物質のキャンディン系抗真菌薬である。ミカファンギンは,真菌細胞壁の主要構成成分である1,3-β-glucanの生合成を非競合的に阻害し,深在性真…
クロラムフェニコールは クロラムフェニコールは原核生物である細菌の 50S リボソームに結合する。リボソーム上でのペプチド鎖移動を司るペプチジルトランスフェラーゼを阻害し、タンパク質合成を妨害することにより細菌の増殖を止める。一方、真核生物本体…
■カルバマゼピンの作用機序 失神発作以外のてんかん、特に部分発作の第一選択薬。化学構造や三環系抗うつ薬と関連があり、急性躁病、統合失調症の精神運動興奮、小児の異常行動にも適応される。 カルバマゼピンは抗痙攣作用を示し、最大電気ショック発作を抑…
てんかん部分発作と全般発作の違い てんかんとは大脳皮質の神経細胞が過剰に興奮することによって起こる発作性の症状のことを言う。正常な神経細胞では、他の神経細胞からの興奮性シグナルと抑制性シグナルとのバランスに応じて興奮するが、てんかんではこの…