2014-05-12から1日間の記事一覧
血栓性疾患の治療に用いられる薬剤を一般的に抗血栓薬という。 抗血栓薬には、 血小板に作用する抗血小板薬 抗凝固因子に作用する抗凝固薬 すでに形成された血栓を溶解する血栓溶解薬 の3つに分けられる。 代表的な抗血栓薬を見ていくと・・・ アスピリン(…
FDP(フィブリン分解産物/フィブリノーゲン分解産物)とは何か ちなみにFDPとはfibrin and fibrinogen degradation productsの略 フィブリノーゲンやフィブリンがプラスミンにより分解されてできた産物の総称をFDPという。 FDPには ・Dダイマー ・D分画 ・E…
虫垂炎や胆嚢炎などの炎症が腹膜に波及すると腹膜刺激症状という特有の症状が現れる。腹膜刺激症状の検査法は様々あり、ここでは筋性防御、板状硬、打診痛、咳嗽試験、反跳痛などなどをご紹介 筋性防御 腹壁を押し下げ痛みが出現するときに起こる腹筋の意識…
閉鎖骨折とは… 皮膚に大きな損傷を認めず、骨が外界と交通していない骨折、つまり骨がむき出しになっていない骨折のこと。別名:単純骨折または皮下骨折 開放骨折とは… 皮膚創傷と骨折部が交通しているもの。骨がむき出しになっているものや、傷口にゾンデを…
中心静脈路確保(中心静脈栄養法)とは 中心静脈とは体循環系の血液が右心房に流入する直前の上大静脈および下大静脈の幹にあたる静脈のことを言う。ここにカテーテルを通し、薬剤・栄養・輸液を行うことを中心静脈路確保という。カテーテルの経路としては、…